こんにちは、ヒコロータです。
本日は、0から学ぶ音楽理論講座の第15弾!
ナチュラルマイナースケールのダイアトニックコードをディグリーネームで表そう!というテーマでブログを書いていきたいと思います。
前回の音楽理論講座では、メジャースケールのダイアトニックコードをディグリーネームを使って表す方法を解説してきました。
まだこちらのブログを読んでいない方は、以下のリンクから是非読んでみてください!
本日はそれのマイナースケール版です。
今回も0から学んでもわかるように解説していくので、最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします♪

ディグリーネームを使って、マイナースケールのダイアトニックコードを表そう!
本題に入る前に、僕の経歴を簡単に紹介したいと思います。
- 現在、ギター歴5年目
- 得意ジャンルは弾き語り
- 大学時代に70人ほど所属しているギター弾き語りサークルの代表を経験
- 大学卒業後は、オープンマイクや路上ライブで弾き語りを行う
- 最近、YouTubeにて弾き語り動画を発信中
- 完全独学でギターを学ぶ
なお最近投稿したYoutubeの動画には、こんなものがあります。
それでは早速、本日の本題に入っていきたいと思います。
前回までの復習
まず初めに、前回までの内容を簡単に復讐しておきます。
以下のような内容を前回はやりました。
- ディグリーネームとは、メジャースケールのダイアトニックコードの音名を、ルート音からの度数に対応させて、ローマ数字に置き換えたものである。
- ディグリーネームを覚えていると、ダイアトニックコードを作るのがとっても簡単になる。
- メジャースケールの4和音のディグリーネームは、以下の通りである。
Ⅰmaj7, Ⅱm7, Ⅲm7, Ⅳmaj7, Ⅴ7, Ⅵm7, Ⅶm7-5 - メジャースケールの3和音のディグリーネームは、以下の通りである。
Ⅰ, Ⅱm, Ⅲm, Ⅳ, Ⅴ, Ⅵm, Ⅶm-5
こんな感じでしたね。
メジャースケールの4和音と3和音のディグリーネームを覚えることを宿題にしたと思います!
(覚えてきたかな??)
本日はこれのマイナースケールを使ったバージョンです。
それではここから詳しく解説していきます!
マイナースケールのディグリーネーム
では早速、マイナースケールのディグリーネームについて解説していきたいと思います。
やることはメジャースケールの時と変わらないので、今回も実際に一緒にやりながら見ていきましょう!
実際にやってみましょう!
今回はCナチュラルマイナースケールを使ったダイアトニックコードを使ってみていきます。
Cマイナースケールのダイアトニックコードは、以下の7音でしたね。
Cm7,Dm7(♭5),E♭M7,Fm7,Gm7,A♭M7,B♭7
これをメジャースケールの時と同じく、ルート音からの度数に対応させていきたいのですが。。
ここで1つ注意です。
マイナースケールのダイアトニックコードをディグリーネームにするときの注意
初めにも書いていますが、ディグリーネームの定義はあくまで。。
メジャースケールのダイアトニックコードの音名を、ルート音からの度数に対応させたもの。
となります。
つまり基準となっているのは、メジャースケールの並び(ルート音から全全半全全全半の並び)なんです。
常にルート音からの音程は、このメジャースケールの並びに合わせてあげる必要があります!!

。。。これだけ聞いても、正直よくわかりませんよね。笑笑
大丈夫です。
実際に比べてみればわかります。
ここからはわかりやすいように、前回扱ったCメジャースケールのダイアトニックコードと見比べながら解説いきたいと思います。
Cメジャースケールのダイアトニックコード
→Cmaj7, Dm7, Em7, Fmaj7, G7, Am7, Bm7-5
Cナチュラルマイナースケールのダイアトニックコード
→Cm7,Dm7-5,E♭M7,Fm7,Gm7,A♭M7,B♭7
まず今回見ていきたいのはルートからの度数だけなので、見やすくするため音名以外の部分は一回消します。
Cメジャースケールのダイアトニックコード
→C, D, E, F, G, A, B
Cナチュラルマイナースケールのダイアトニックコード
→C, D, E♭, F, G, A♭, B♭
するとこうなりますね。
さて上と下で違うところがあるのがわかりますよね。
Cメジャースケールのダイアトニックコード
→C, D, E, F, G, A, B
Cナチュラルマイナースケールのダイアトニックコード
→C, D, E♭, F, G, A♭, B♭
ここですね。
ナチュラルマイナースケールは、ルート音から見た3度と6度と7度の音程が、メジャースケールと比べると♭(フラット)しているのがわかりますよね。
そして上にも書きましたが、ディグリーネームの基準はメジャースケールです。
なのでローマ数字に直す時も、ナチュラルマイナースケールの場合は、3度6度7度には♭をつけてあげなくてはいけません。
つまりこういうことです。
Cメジャースケールのダイアトニックコード
→Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ, Ⅳ, Ⅴ, Ⅵ, Ⅶ
Cナチュラルマイナースケールのダイアトニックコード
→Ⅰ, Ⅱ, Ⅲ♭, Ⅳ, Ⅴ, Ⅵ♭, Ⅶ♭
これでローマ数字への書き換えは完了です!

最後の仕上げ!!
ここまで出来たら、ナチュラルマイナースケールの完成は間近です!
あとは上で置き換えたローマ数字に、一度省いたコードの部分をくっつけるだけです。
つまりこういうこと!
Cナチュラルマイナースケールのダイアトニックコード
→Ⅰm7, Ⅱm7-5, Ⅲ♭M7, Ⅳm7, Ⅴm7, Ⅵ♭M7, Ⅶ♭7
これでディグリーネームの完成です!!
もちろん、Cナチュラルマイナースケールに限らず、全てのナチュラルマイナースケールのディグリーネームはこれになります。
つまりどんなナチュラルマイナースケールを使っていても、このディグリーネームに当てはめればダイアトニックコードが作れるってことですね♪
因みにですが、3和音のナチュラルマイナースケールのディグリーネームは以下の通りになります。
Cナチュラルマイナースケールのダイアトニックコード
→Ⅰm, Ⅱm(-5), Ⅲ♭, Ⅳ, Ⅴm, Ⅵ♭, Ⅶ♭
この2つのディグリーネームは、覚えておくとナチュラルマイナースケールのダイアトニックコードをすぐに作れるので、是非メモして覚えておいて欲しいです!!
まとめ
以上が、ナチュラルマイナースケールのディグリーネームについての解説になります。
本日の内容を簡単位まとめると、以下のようになります。
- ディグリーネームの作り方は、メジャースケールを使った時と変わらない。
- ディグリーネームは、メジャースケールのダイアトニックコードの音名を、ルート音からの度数に対応させたものであるので、ナチュラルマイナースケールの場合は、3度6度7度には♭をつけてローマ数字に直さなければいけない。
- ナチュラルマイナースケールの4和音のディグリーネームは、以下の通りである。
Ⅰm7, Ⅱm7-5, Ⅲ♭M7, Ⅳm7, Ⅴm7, Ⅵ♭M7, Ⅶ♭7 - ナチュラルマイナースケールの4和音のディグリーネームは、以下の通りである。
Ⅰm, Ⅱm(-5), Ⅲ♭, Ⅳ, Ⅴm, Ⅵ♭, Ⅶ♭
こんな感じですね。
本日の宿題は、上で紹介した3和音と4和音を使ったナチュラルマイナースケールのディグリーネームを覚えてくる、ということにします!
前回のと合わせておくと、ダイアトニックコードを作るのがめちゃくちゃ簡単になるので、是非頑張って覚えてみてくださいね!
本日も最後までお付き合いありがとうございました!

おわりに
以上が、本日のブログの内容になります。
いかがだったでしょうか。
少しでもあなたのギター練習の力になれたら嬉しいです♫
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