0から学ぶ音楽理論講座(初級編)#12:キーとダイアトニックコード③

0からわかる音楽理論講座(初級編)

こんにちは、ヒコロータです。

本日は、0から学ぶ音楽理論講座(初級編)の第12弾、キーとダイアトニックコードの3回目になります

今回は4和音のダイアトニックコードについて、詳しく解説していきます。
本日の内容は、キーとダイアトニックコード①、②の内容を理解してから読んでいただくと、よりわかりやすく勉強ができると思います。
キーとダイアトニックコード①、②のブログについては、以下のリンクから読むことができるので、こちらから是非読んでみてください!

本日は、4和音のダイアトニックスケールについて解説していきます
簡単に言えば、前回までにやった3和音のダイアトニックスケールの応用版と捉えてもらえればOKです!

1つずつ学んでいけば難しい内容はないので、一緒に楽しく学んでいきましょうね(^^)

それでは本日も、最後までよろしくお願いいたします!

今日も頑張って行こうニャン!!
Topic

0から学ぶ音楽理論講座(初級編)#12:キーとダイアトニックコード③

本題に入る前に、僕の経歴を簡単に紹介したいと思います。

ヒコロータの自己紹介
  • 現在、ギター歴5年目
  • 得意ジャンルは弾き語り
  • 大学時代に70人ほど所属しているギター弾き語りサークルの代表を経験
  • 大学卒業後は、オープンマイクや路上ライブで弾き語りを行う
  • 最近、YouTubeにて弾き語り動画を発信中
  • 完全独学でギターを学ぶ

なお、最近投稿したYoutubeの動画には次のようなものがあります。

 チャンネル登録お願いいたします!

それでは早速、本日の本題に入っていきたいと思います。

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前回までの復習

まず、前回までの内容を簡単におさらいしておきたいと思います。

前回までのキーとダイアトニックコードについての解説では、次のようなことをお話ししてきました。

前回までのまとめ
  • 曲のキーとは、その曲がどんなスケールを使って作られているか、を表したものである。
  • ダイアトニックコードとは、スケールの構成音をコードに置き換えたものである。
  • 3和音のダイアトニックコードの作りからは、以下のステップでできる。
    ステップ1:曲のキーのスケールに使われる音を書き出す。
    ステップ2:書き出したスケール構成音を1つ飛ばしに3つ重ねる。
    ステップ3:スケールの7音全てでステップ2を行う。
    ステップ4:書き出した1つ目(ルート音)の音をそれそれコード表記(アルファベット表記)にする。→これがコードのベースになる。
    ステップ5:ルート音に1つ目に重ねた音(3度上の音)が、長3度か短3度か確認する。
    ステップ6:ルート音に2つ目に重ねた音(5度上の音)が、完全5度か減5度かを確認する。
    ステップ7:ステップ5とステップ6の情報をもとに、ダイアトニックコードを作る。

こんな感じですね。
詳しくは、以下のリンクから過去のブログを読んでみてください!

では次の章から、本日の本題である4和音のダイアトニックスケールについて解説していきます!

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4和音のダイアトニックコードの作り方。

まず初めに、どんなんステップで4和音のダイアトニックコードの作るのかを紹介します

4和音ダイアトニックコードを作るステップは、以下の通りです。

4和音のダイアトニックスケールを作る手順
  1. 曲のキーのスケールに使われる音を書き出す。
  2. 書き出したスケール構成音を1つ飛ばしにつ重ねる。
  3. スケールの構成音の7音全てでステップ2を行う。
  4. 書き出した1つ目(ルート音)の音をそれそれコード表記(アルファベット表記)にする。
    →これがコードのベースになる。
  5. ルート音に1つ目に重ねた音(3度上の音)が、長3度か短3度か確認する。
  6. ルート音に2つ目に重ねた音(5度上の音)が、完全5度か減5度かを確認する。
  7. ルート音に3つ目に重ねた音(7度上の音)が、長7度か短7度かを確認する。
  8. ステップ5、6、7の情報をもとに、4和音のダイアトニックコードを作る。

ざっとこんな感じです。

要するに、3和音のダイアトニックコードの作り方にプラスして、ルート音から7度上の音の情報も入れて作ったものが4和音のダイアトニックスケールになります。

では実際に、前回までと同様Cメジャースケールを例にそれぞれのステップを確認していきましょう!
なお、3和音の内容と重複する点は割愛します。

レッツ、トライにゃん!

ステップ1:曲のキーのスケールに使われる音を書き出す。

この内容は、3和音の時と同じなので割愛します。

ステップ2:書き出したスケール構成音を1つ飛ばしに4つ重ねる。

さあここからです。

3和音のダイアトニックコードを作る時は、3つになるまで1つ飛ばしに重ねましたね。
4和音のダイアトニックコードを作る場合は、つになるまで1つ飛ばしに重ねていきます。

例えば、Cの音に重ねていくとこのようになります。

C→C , E , G , B

スケールの構成音が、1音おきに4つ重なってますね♪

ステップ3:スケールの構成音の7音全てでステップ2を行う。

ステップ3では、ステップ2をスケールの構成音の全ての音でやっていきます。

つまりこういうことになりますね。

C→C , E , G , B
D→D , F , A , C
E→E , G , B , D
F→F , A , C , E
G→G , B , D , F
A→A , C , E , G
B→B , D , F , A

1つ音が増えたけど大丈夫、大丈夫!!

ステップ4:書き出した1つ目(ルート音)の音をそれそれコード表記(アルファベット表記)にする。

この内容は、3和音の時と同じなので割愛します。
(3つ重ねても、4つ重ねてもルートの音は変わらないですからね。)

ステップ5:ルート音に1つ目に重ねた音(3度上の音)が、長3度か短3度か確認する。

この内容は、3和音の時と同じなので割愛します。

ステップ6:ルート音に2つ目に重ねた音(5度上の音)が、完全5度か減5度かを確認する。

この内容は、3和音の時と同じなので割愛します。

ステップ7:ルート音に3つ目に重ねた音(7度上の音)が、長7度か短7度かを確認する。

さあここからは、新しいところです。

ルート音に4つ目に重ねた音(7度上の音)が、長7度か短7度かを確認していきます。

一応確認の為、ステップ6までの内容を踏まえて、現状のダイアトニックコードの状態を書いておきますね。

C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B
→コード C
D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C

コード Dm
E(ルート音) , G(短3度) , B(完全5度), D

→コード Em
F(ルート音) , A(長3度) , C(完全5度), E

→コード F
G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F

→コード G
A(ルート音) , C(短3度) , E(完全5度), G

→コード Am
B(ルート音) , D(短3度) , F(減5度), A

コード Bm(♭5)

現在こんな状態です。
ではルート音から7度上の音が、長7度か短7度かを確認していきましょう。

おさらいになりますが。。

長7度→全音5つと半音1つ
短7度→全音4つと半音2つ

の音の間隔でしたね。
この辺がよくわからない方、もっと知りたい方は以下のブログで解説しているので、こちらを読んでみてください。

では実際に、Cメジャースケールで見ていきましょう!
こんな感じになると思います。

C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B(長7度)
→コード C
D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C(短7度)

コード Dm
E(ルート音) , G(短3度) , B(完全5度), D(短7度)

→コード Em
F(ルート音) , A(長3度) , C(完全5度), E(長7度)

→コード F
G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F(短7度)

→コード G
A(ルート音) , C(短3度) , E(完全5度), G(短7度)

→コード Am
B(ルート音) , D(短3度) , F(減5度), A(短7度)

コード Bm(♭5)

となると思います。
皆さんと同じになりましたか?

ではこの情報を、次のステップでコードに反映させていきます。

あともう一息だ!がんばろうにゃん!

ステップ8:ステップ7の情報を、コードに反映させる。

ついに最終ステップです。

ステップ7の情報を、コードに反映させていきます
本当はステップ7にここまで入れてもいいんですが、ちょっと反映のさせ方が複雑なので、あえてここだけは分けて説明してます。

まずステップ7の情報を反映させるには、次の2つを見なくてはいけません。

  1. ルート音の3度上の音が、長3度か短3度か。
  2. ルート音の7度上の音が、長7度か短7度か。

そうなんです。
ルート音の7度上の音だけでなく、3度上の音の情報も踏まえて、コードに反映させていく必要があるんです。

では実際に1つずつ、Cメジャースケールを見ていきましょう。
ますはCの音から。

C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B(長7度)
→コード C

Cの場合は、3度上の音が長3度、7度上の音が長7度、ですね。
このように、どちらも「長」の場合は、○M7(メジャーセブン)というコードになります。

つまりこういうことですね。

C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B(長7度)
→ コード CM7

では次にDの音を見てみましょう。

D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C(短7度)
コード Dm

Dの場合は、3度上の音が短3度、7度上の音が短7度ですね。
このように、どちらも「短」の場合は、○m7(マイナーセブン)というコードになります。

つまりこういうことです。

D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C(短7度)
コード Dm7

この2つがわかると、他のも結構埋まりますよね
わかるところを埋めていきましょう!

C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B(長7度)
→コード CM7
D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C(短7度)

コード Dm7
E(ルート音) , G(短3度) , B(完全5度), D(短7度)

→コード Em7
F(ルート音) , A(長3度) , C(完全5度), E(長7度)

→コード FM7
G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F(短7度)

→コード G
A(ルート音) , C(短3度) , E(完全5度), G(短7度)

→コード Am7
B(ルート音) , D(短3度) , F(減5度), A(短7度)

コード Bm7(♭5)

こうなりますね。
Bの場合は、♭5がついてますが、この前にm7の表記を入れてあげればOKです♪

では唯一かけていない、Gの音をみていきましょう。

G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F(短7度)
→コード G

Gの音の場合は、3度上の音は長3度、7度上の音は短7度、となってますね。
このように、3度の音が「長」、7度の音が「短」の場合は、○7(セブンス)という表記をつけてあげます。
(セブンスコードとか聞いたことありますよね。)

つまりこうなります。

G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F(短7度)
→コード G7

これでOKです。

ちなみに、3度が「短」、7度が「長」の場合は、○mM7(マイナーメジャーセブンス)というコードになります。
これはメジャースケールでは出てきませんが、マイナースケールでやると出てくるコードですね。

4和音ダイアトニックコードの完成!

これで4和音のダイアトニックコードが全て完成です!
お疲れ様でした!!!

まとめると、Cメジャースケールの場合、4和音のダイアトニックスケールは以下の通りになります。

CM7, Dm7, Em7, FM7, G7, Am7, Bm7(♭5)

もちろん、他のメジャースケールでもやり方は同じです。

ぜひ色々なスケールで、ダイアトニックコードを作ってみてください!!

バンザーイ!完成だ!!!

まとめ

以上が、4和音のダイアトニックスケールの解説になります。

本日の内容を簡単にまとにると、次のようになります。

本日のまとめ
  • 4和音のダイアトニックコードの場合は、音を重ねる際に3和音の音に加えて、ルート音の7度上の音を重ねる。
  • 3和音のコードの作り方に加えて、ルート音から3度上の音と、7度上の音が(長)か(短)かを確認し、それをもとにコードを作っていく。
  • Cメジャースケールの4和音ダイアトニックコードは、以下の通りである。
    CM7,Dm7,Em7,FM7,G7,Am7,Bm7(♭5)

こんな感じですね。

本日の宿題は、4和音のダイアトニックコードの作り方を理解してもらうことを宿題にします!
このブログを読み返して、頑張ってみてください(^^)

次回は、マイナースケールでダイアトニックコードを作ってみたいと思います!
お楽しみに!!

今日も最後までありがとね!また待ってるよん!!

おわりに

以上が、本日のブログの内容になります。
いかがだったでしょうか。

少しでもあなたのギター練習の力になれたら嬉しいです♫

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