こんにちは、ヒコロータです。
本日は、0から学ぶ音楽理論講座(初級編)の第12弾、キーとダイアトニックコードの3回目になります。
今回は4和音のダイアトニックコードについて、詳しく解説していきます。
本日の内容は、キーとダイアトニックコード①、②の内容を理解してから読んでいただくと、よりわかりやすく勉強ができると思います。
キーとダイアトニックコード①、②のブログについては、以下のリンクから読むことができるので、こちらから是非読んでみてください!
本日は、4和音のダイアトニックスケールについて解説していきます。
簡単に言えば、前回までにやった3和音のダイアトニックスケールの応用版と捉えてもらえればOKです!
1つずつ学んでいけば難しい内容はないので、一緒に楽しく学んでいきましょうね(^^)
それでは本日も、最後までよろしくお願いいたします!
本題に入る前に、僕の経歴を簡単に紹介したいと思います。
なお、最近投稿したYoutubeの動画には次のようなものがあります。
それでは早速、本日の本題に入っていきたいと思います。
前回までの復習
まず、前回までの内容を簡単におさらいしておきたいと思います。
前回までのキーとダイアトニックコードについての解説では、次のようなことをお話ししてきました。
こんな感じですね。
詳しくは、以下のリンクから過去のブログを読んでみてください!
では次の章から、本日の本題である4和音のダイアトニックスケールについて解説していきます!
4和音のダイアトニックコードの作り方。
まず初めに、どんなんステップで4和音のダイアトニックコードの作るのかを紹介します。
4和音ダイアトニックコードを作るステップは、以下の通りです。
ざっとこんな感じです。
要するに、3和音のダイアトニックコードの作り方にプラスして、ルート音から7度上の音の情報も入れて作ったものが4和音のダイアトニックスケールになります。
では実際に、前回までと同様Cメジャースケールを例にそれぞれのステップを確認していきましょう!
なお、3和音の内容と重複する点は割愛します。
ステップ1:曲のキーのスケールに使われる音を書き出す。
この内容は、3和音の時と同じなので割愛します。
ステップ2:書き出したスケール構成音を1つ飛ばしに4つ重ねる。
さあここからです。
3和音のダイアトニックコードを作る時は、3つになるまで1つ飛ばしに重ねましたね。
4和音のダイアトニックコードを作る場合は、4つになるまで1つ飛ばしに重ねていきます。
例えば、Cの音に重ねていくとこのようになります。
C→C , E , G , B
スケールの構成音が、1音おきに4つ重なってますね♪
ステップ3:スケールの構成音の7音全てでステップ2を行う。
ステップ3では、ステップ2をスケールの構成音の全ての音でやっていきます。
つまりこういうことになりますね。
C→C , E , G , B
D→D , F , A , C
E→E , G , B , D
F→F , A , C , E
G→G , B , D , F
A→A , C , E , G
B→B , D , F , A
ステップ4:書き出した1つ目(ルート音)の音をそれそれコード表記(アルファベット表記)にする。
この内容は、3和音の時と同じなので割愛します。
(3つ重ねても、4つ重ねてもルートの音は変わらないですからね。)
ステップ5:ルート音に1つ目に重ねた音(3度上の音)が、長3度か短3度か確認する。
この内容は、3和音の時と同じなので割愛します。
ステップ6:ルート音に2つ目に重ねた音(5度上の音)が、完全5度か減5度かを確認する。
この内容は、3和音の時と同じなので割愛します。
ステップ7:ルート音に3つ目に重ねた音(7度上の音)が、長7度か短7度かを確認する。
さあここからは、新しいところです。
ルート音に4つ目に重ねた音(7度上の音)が、長7度か短7度かを確認していきます。
一応確認の為、ステップ6までの内容を踏まえて、現状のダイアトニックコードの状態を書いておきますね。
C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B
→コード C
D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C
→コード Dm
E(ルート音) , G(短3度) , B(完全5度), D
→コード Em
F(ルート音) , A(長3度) , C(完全5度), E
→コード F
G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F
→コード G
A(ルート音) , C(短3度) , E(完全5度), G
→コード Am
B(ルート音) , D(短3度) , F(減5度), A
→コード Bm(♭5)
現在こんな状態です。
ではルート音から7度上の音が、長7度か短7度かを確認していきましょう。
おさらいになりますが。。
長7度→全音5つと半音1つ
短7度→全音4つと半音2つ
の音の間隔でしたね。
この辺がよくわからない方、もっと知りたい方は以下のブログで解説しているので、こちらを読んでみてください。
では実際に、Cメジャースケールで見ていきましょう!
こんな感じになると思います。
C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B(長7度)
→コード C
D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C(短7度)
→コード Dm
E(ルート音) , G(短3度) , B(完全5度), D(短7度)
→コード Em
F(ルート音) , A(長3度) , C(完全5度), E(長7度)
→コード F
G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F(短7度)
→コード G
A(ルート音) , C(短3度) , E(完全5度), G(短7度)
→コード Am
B(ルート音) , D(短3度) , F(減5度), A(短7度)
→コード Bm(♭5)
となると思います。
皆さんと同じになりましたか?
ではこの情報を、次のステップでコードに反映させていきます。
ステップ8:ステップ7の情報を、コードに反映させる。
ついに最終ステップです。
ステップ7の情報を、コードに反映させていきます。
本当はステップ7にここまで入れてもいいんですが、ちょっと反映のさせ方が複雑なので、あえてここだけは分けて説明してます。
まずステップ7の情報を反映させるには、次の2つを見なくてはいけません。
- ルート音の3度上の音が、長3度か短3度か。
- ルート音の7度上の音が、長7度か短7度か。
そうなんです。
ルート音の7度上の音だけでなく、3度上の音の情報も踏まえて、コードに反映させていく必要があるんです。
では実際に1つずつ、Cメジャースケールを見ていきましょう。
ますはCの音から。
C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B(長7度)
→コード C
Cの場合は、3度上の音が長3度、7度上の音が長7度、ですね。
このように、どちらも「長」の場合は、○M7(メジャーセブン)というコードになります。
つまりこういうことですね。
C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B(長7度)
→ コード CM7
では次にDの音を見てみましょう。
D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C(短7度)
→コード Dm
Dの場合は、3度上の音が短3度、7度上の音が短7度ですね。
このように、どちらも「短」の場合は、○m7(マイナーセブン)というコードになります。
つまりこういうことです。
D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C(短7度)
→コード Dm7
この2つがわかると、他のも結構埋まりますよね。
わかるところを埋めていきましょう!
C(ルート音) , E(長3度) , G(完全5度), B(長7度)
→コード CM7
D(ルート音), F(短3度) , A(完全5度), C(短7度)
→コード Dm7
E(ルート音) , G(短3度) , B(完全5度), D(短7度)
→コード Em7
F(ルート音) , A(長3度) , C(完全5度), E(長7度)
→コード FM7
G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F(短7度)
→コード G
A(ルート音) , C(短3度) , E(完全5度), G(短7度)
→コード Am7
B(ルート音) , D(短3度) , F(減5度), A(短7度)
→コード Bm7(♭5)
こうなりますね。
Bの場合は、♭5がついてますが、この前にm7の表記を入れてあげればOKです♪
では唯一かけていない、Gの音をみていきましょう。
G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F(短7度)
→コード G
Gの音の場合は、3度上の音は長3度、7度上の音は短7度、となってますね。
このように、3度の音が「長」、7度の音が「短」の場合は、○7(セブンス)という表記をつけてあげます。
(セブンスコードとか聞いたことありますよね。)
つまりこうなります。
G(ルート音) , B(長3度) , D(完全5度), F(短7度)
→コード G7
これでOKです。
ちなみに、3度が「短」、7度が「長」の場合は、○mM7(マイナーメジャーセブンス)というコードになります。
これはメジャースケールでは出てきませんが、マイナースケールでやると出てくるコードですね。
4和音ダイアトニックコードの完成!
これで4和音のダイアトニックコードが全て完成です!
お疲れ様でした!!!
まとめると、Cメジャースケールの場合、4和音のダイアトニックスケールは以下の通りになります。
CM7, Dm7, Em7, FM7, G7, Am7, Bm7(♭5)
もちろん、他のメジャースケールでもやり方は同じです。
ぜひ色々なスケールで、ダイアトニックコードを作ってみてください!!
まとめ
以上が、4和音のダイアトニックスケールの解説になります。
本日の内容を簡単にまとにると、次のようになります。
こんな感じですね。
本日の宿題は、4和音のダイアトニックコードの作り方を理解してもらうことを宿題にします!
このブログを読み返して、頑張ってみてください(^^)
次回は、マイナースケールでダイアトニックコードを作ってみたいと思います!
お楽しみに!!
おわりに
以上が、本日のブログの内容になります。
いかがだったでしょうか。
少しでもあなたのギター練習の力になれたら嬉しいです♫
もし質問や疑問等があったら、下記SNSをやっているのでお気軽に聞いてもらえればと思います。
また毎週金曜日、ツイキャスでラジオをやるので、ぜひアプリをインストールして聞いていただけたら嬉しいです!
時間は23:00~23:15 を予定しています。
このブログの情報を、あなたのアコギライフに活かしていただけたら幸いです。
それでは!(↓の怪しい広告が気になってしまった方は、こちらをクリック♫)
コメント