こんにちは、ヒコロータです。
本日は、アコースティックギターの話でよく出てくる、単板と合板について解説していきます。
是非このブログは、ギターの購入を検討している方に読んでいただきたいです。
なぜかというと。。
今回紹介する単板と合板の違い、それぞれの特徴を理解していると、ギター選びがグッとやりやすくなるからなんです。
つまり、この単板と合板っていうのは、ギター選びの重要なポイントになるってことです!
尚、以前に初心者用のオススメギターと高価格帯のオススメギターについてはブログでまとめているので、ギターの購入をご検討の方はこちらも是非読んでみてください♫
それでは本日も最後までよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、僕の経歴について簡単に紹介させていただきます。
なお、最近投稿したYoutube動画には以下のようなものがあります。
それでは早速、本日の本題にはいいていきたいと思います。
単板と合板ってなんのこと?
まず初めに、今回のテーマである単板と合板ってなんのことを言っているのか、ということを解説していきたいと思います。
これは、アコースティックギターに使われている木のことを表しているんです。
アコースティックギターは、ボディトップ、ボディサイド、ボディバックと、大きく分けるとこの3箇所の木材でできています。
単板と合板というのは、これらにどのような木材を使っているのかを表したものなんです。
そしてそれぞれは以下のように区別されています。
どうでしょうか?
ナルガッキさんというブロガーさんが、わかりやすいイメージ図を作成してくれていたので、画像をお借りしました。
ちょっとはイメージがつきましたか?
つまり一枚の木で作られているか、何枚もの木をくっつくけて作っているかの違いってことです。
ではこの単板と合板。
それぞれどのような違いがあるのかを、以下詳しく解説していきます。
単板と合板。それぞれの特徴。
単板と合板のそれぞれの特徴をまとめると、こんな感じです。
こんなところでしょうか。
以下それぞれを詳しく解説していきます。
単板ギターの特徴
弦の振動がボディに伝わりやすい。
単板ギターの最大のメリットとして、一枚板のため弦の振動をダイレクトにボディに伝えることができる、という点があります。
つまりギターが良く鳴るってことです。
アコースティックギターは、ボディの空洞を使って音を大きくして鳴らすわけですから、弦の音をどれだけボディに伝えることができるかで、音の良し悪しが決まると言っても過言ではありません。
もしちょっといいギターを弾く機会があったら、試してもらいたいのですが。。
弦を弾いた後、ギターのボディに手を触れてみると、ボディがブルブルと震えているのがわかると思います。
そんなギターは単板で作られているものがほとんどです。
耐久性は合板のギターに劣る
一方で耐久性に関しては、合板ギターに劣ります。
そりゃ、一枚板より何枚も木をくっつけた方が強度は上がりますからね。
要するに、ギターの管理は合板ギターより繊細に扱わないといけない、ということです。
勿論、合板ギターでもちゃんと管理をしていく必要がありますが、単板ギターは合板ギターよりも管理環境の影響を受けやすいので、一層ギターの管理には気を使ってあげる必要があるんです。
尚、僕が普段やっているギターの管理方法については、以下のブログでまとめているので、是非こちらを参考にしてください。
合板ギターよりも値段が高い。
次に値段的に合板ギターよりも、単板ギターは高くなる、という特徴があります。
(値段が高いことは別にデメリットではないですが。。)
この理由は、木の希少性の問題です。
単板でギターを作る場合は、1本の木から。
「おっ、この木のこの部分を使ったら、なんかいい音がするギターが作れそうだぞ。。」
と職人さんが一つ一つ木を選別してギターを作っているわけですよ。
一方合板でギターを作る場合は、その選別されなかった木を組み合わせてプレスすることで、ギターを作っているんです。
なので単板ギターが合板ギターより高くなることは、自然であり仕方ないところと言えますね。。
アンプに繋いだ場合、ハウリングを起こす恐れがある。
4つ目に、アンプに繋いで音を出した時にハウリングを起こしやすい、という特徴があります。
ハウリングって皆さんご存知でしょうか?
カラオケのマイクとかでも、音量を上げすぎると「ンンッーーーーーーー!!!!!!」と嫌な音がすることがありますよね。
ピックアップがついた単板のアコースティックギターだと、ボディがよく鳴る分、このハウリングが起こりやすくなってしまうんですね。。
なので、アンプに繋いで演奏することを前提としたエレアコの場合、上位モデルのギターでもボディの鳴りを抑えるために、あえて合板を使うギターもあるんです。
一応以下のように、ハウリング対策に使えるアイテムもあるので、普段は単板ギターを使っていて、ライブの時はこういうアイテムて対策するのも1つの手だと思いますけどね♪
続いては、合板ギターについて解説していきます!
合板ギターの特徴
耐久性に優れている。
合板ギターの特徴としてはまず、単板ギターより耐久性に優れる、という点が挙げられます。
何枚もの板を接着剤でくっつけて人工的に強度を上げているわけですからね。
天然の木一枚で作るより、強度は上がるわけです。
なので、頻繁な管理ができない環境においておくのなら、合板ギターの方が適していると思います。
例えば僕の場合。
祖父母の家にもギターを1本おかせてもらっているのですが、このギターは全て合板で作られているギターです。
1年に2〜3回ぐらいしかいけないので、丈夫で周りの環境の変化に影響を受けにくいギターの方がこの場合いいってことです♪
値段が単板ギターより比較的やすい。
次に、単板ギターよりも比較的に安く買える、という特徴があります。
理由については、上で書いたので割愛します。
大体、初心者向けのギターセットなどについているギターは合板ギターです。
(たまにトップ材だけ単板のものもありますが。)
なので気軽にギターを始めたい!という方は、合板ギターから始めるのも全然ありです♪
ギターが好きになってきたら、単板ギターを買ってみよう!とかもいいと思いますしね!
弦の振動がボディに伝わりにくいギターが多い。
最後にこれはちょっとデメリットですが、弦の振動がボディに伝わりにくいギターが多い、という特徴があります。
上で解説したように、合板ギターは複数枚の木材を接着剤で重ねて作っているわけなので、純度100%の木材ではなく不純物が混じってしまっています。
また単板と合板の値段の話のところでもお話ししましたが、悪く言ってしまえば、合板ギターはありあわせの木で作っているギターなので、木材本来のポテンシャル的は単板ギターの方が高いです。
このような関係から、弦の振動がボディに伝わりにくいギターが多いんです。。
ただし。。。。
何本も弾き試ししているとわかるのですが、たまに。。
「えっっ!!!!!!!!!!」
と驚くほど、鳴りのいい合板ギターを見つけることがあります!!
ギターは木でできているので、やはり1本1本個体差があるんです。
なので一概に合板ギターだからダメ、単板ギターだから良し、と簡単に判断できないんですよね。笑
ただ事実として。
合板ギターの方が、単板ギターよりも、弦の振動がボディに伝わりにくいギターが多い、ということは頭に入れておいた方がいいとおもいます。
単板ギターと合板ギターの見分け方
なるほど、なるほど。。
単板ギターと合板ギターはそれぞれ特徴があるんだね。。
じゃあ、この二つをどうやって見分ければいいの??
と思っている方、いますよね。
結論から言うと、素人の僕らがパッと見で単板と合板を見分けることはほぼほぼ不可能です。
なので店員さんに聞いてみましょう。笑
またネットで確認する時は、そのギターのスペックを確認する際に、Top と Back&Side という項目を確認してみましょう。
ここにSolid~ と書いてあれば、単板です。
Laminate ~もしくはSolid ともLaminateとも書いていない場合は、合板だと思ってください。
尚、単板と合板を掛け合わしたもの(例えば、Top は単板、Back&Side は合板)もあるので、購入の前には確認してみましょう♪
まとめ
以上が、アコギ選びの重要ポイントである単板と合板についての解説になります。
本日の内容を簡単まとめるとこんな感じです。
こんな感じですかね。
可能であれば、単板と合板、両方のギターを引き比べてみて、音の違いを確かめてみてください。
きっと違いがわかると思いますよ♫
是非ギター選びの際は今日の情報を参考にしてみてください!
おわりに
以上が、僕が実際にやっているギターの管理方法(管理環境編) になります。
別のブログで、ギターメンテナンス編をアップするので、是非そちらも読んで参考にしていただけたら嬉しいです(^^)
もし質問や疑問等があったら、下記SNSをやっているのでお気軽に聞いてもらえればと思います!
また毎週金曜日、ツイキャスでラジオをやるので、ぜひアプリをインストールして聞いていただけたら嬉しいです!
時間は23:00~23:15 を予定しています。
このブログの情報を、あなたのアコギライフに活かしていただけたら幸いです。
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