こんにちは、ヒコロータです。
本日は、0からわかる音楽理論講座(初級編)の第5弾!
音程と度数の考え方(増と減)について解説していきます。
これまで4回にわたって解説してきた音程と度数の最終回です!
今までの内容を理解してから読んでいただくと、より今日の理解が深まるので、まだ前回までの音楽理論講座のブログを読んでいない人は、ぜひ以下のリンクから過去のブログも読んでみてください!
本日も知識ゼロの方でもわかりやすく解説していくので、ぜひ最後まで読んでみてください。
それでは、本日も最後までよろしくお願いいたします!
本題に入る前に、僕の経歴について簡単に紹介させていただきます。
なお、最近投稿したYoutube 動画としてはこんなものがあります。
それだは早速、本日の本題に入っていきたいと思います。
前回までのおさらい
まず初めに、今までの内容を簡単におさらいしておきます。
前回までに「音程と度数」について、こんなことを解説してきました。
こんな感じですね。
そして今までに、「長」「短」「完全」については解説してきましたね。
まだその解説のブログを読んでいない方は、以下のリンクからぜひ読んでみてください。
今日は最後の「増」と「減」について解説していきます。
「増」と「減」を使うタイミング
それでは、「増」と「減」それぞれどんなタイミングで使うのか、解説していきたいと思います。
今までの、「長」「短」「完全」には、使われる度数が決まっていましたね。
しかしながら、「増」「減」は全ての度数で使われます。
今回はわかりやすいように、「増」と「減」に使い方を、以下の2つのパターンに分けて解説していきます。
- 「完全」がつく度数で使われる場合。
- 「長」と「短」がつく度数で使われる場合。
では早速みていきましょう。
まずは、「完全」がついた度数で「増」「減」が使われる場合について、解説していきます♫
「完全」がつく度数で使われる場合。
「完全」がつく音程は、上にも書きましたが決まっているんでしたね。
1度、4度、5度、8度 でしか、「完全」はつきません。
「完全」がつく条件についておさらいしてみると、こんな感じでしたね。
というルールでした。
ではこれらの度数に「増」や「減」がつくのはどんな時なのか。。
それは、これらの「完全」のルールから外れた時に「増」や「減」を使って度数を表していきます。
「増」「減」を使うルールとしては。。
・「完全」よりも音程が半音広い場合→「増」を使って度数を表す。
・「完全」よりも音程が半音狭い場合→「減」を使って度数を表す。
というルールになってます。
例えば、C(Root)からFまでの音程は何度でしょうか?という問題があったとします。
CからFまでは、「全音2つ+半音1つ」の間隔なのでこの音程は、完全4度となります。
これは、今までの「完全」度数の考え方ですね。
では。。
C(Root)からF#までの音程は何度でしょうか?という問題があったらどうでしょうか?
#は「半音あげる」という意味でしたね。
なので、先ほどの完全4度よりも半音広い音程になります。
このような場合に「増」を使って、増4度、と表します。
では逆もみていきましょう。
C(Root)からF♭までの音程は何度でしょうか?という問題があるとします。
♭は「半音下げる」つまり、#と逆の意味になります。
なので、完全4度よりも半音狭い音程になります。
このような場合に「減」を使って、減4度、と表します。
因みに。。。
「F♭」は鍵盤で見ると「E」になりますが、この場合は長3度、とは言いません。
度数は音名を基準に表すため、C(Root)からFまでの音程を考えるときは、#や♭がついてもベースはC〜Fまで度数となるので、4度と表さないといけませんからね。
なので「F♭」という書き方も、音楽理論で使うときは間違えではありません。
「完全」で使う「増」「減」のイメージつきましたでしょうか。
一つ注意して欲しいのは、完全1度の音程の時ですね。
完全1度とは、2つの音が音名も高さも全く一緒の音程、のことを表すんでしたね。
なので、完全1度よりも音程を狭くすることはできないんです。
そのため、#がついても♭がついても音程は完全1度より広がるので、増1度となります。
当たり前のようですが、少し間違えやすい点なので注意です。
では次は、「長」と「短」がつく度数で使われる場合について解説していきます。
「長」と「短」がつく度数で使われる場合
「長」「短」が使われる音程も決まっていましたね。
2度、3度、6度、7度でしか、「長」と「短」は使われません。
これらの度数に「長」と「短」が使われる時のルールを、一度おさらいしておきましょう。
こんなルールでしたね。
ではこの場合は、どうやって「増」と「減」が使われるのか、解説していきます。
とは言ったものの。
ほぼほぼルールはさっきの完全と一緒です。
今回は実際のケースを見た方がわかりやすいと思うので、問題形式でやってみましょう。
問題1:C(Root)からEまでの音程を度数で表しなさい。
例えばこんな問題があったとします。
鍵盤で見てみましょう。
これは音程が半音5つ分なので、長3度となります。
ここまでは、前回の「長」と「短」の使い方ですね。
ではちょっと応用させていきます。
問題2:C(Root)からE#までの音程を度数で表しなさい。
Eに♯がついたので、さっきの長3度よりも、音程が半音分広くなりましたね。
このように「長」がつく度数よりも半音音程が広がったものを、「増」を使って、増3度と表します。
さっきの「完全」の時の使い方と似てますね♫
では続いて、その逆をやってみましょう。
問題3:C(Root)からE♭までの音程を度数で表しなさい。
今度はEよりも、半音分狭めた音程になります。
なので、「完全」の時と同じように「減」を使って、「減3度」だ!!!!!!!!!!
と言いたいところですが。。
残念ながら違うんです。
CからE♭までの音程を半音何個分か、ちょっと数えてみましょう。
半音4つ分、になりますね。
3度で半音4つ分、って聞き覚えありませんか??
そう、短3度です!
なのでこの問題は、短3度というのが正解になります。
問題4:C#(Root)からE♭までの音程を度数で表しなさい。
さあ、これで最後の問題です。
今度は、Cに#がついて半音上がりました。
つまりさっきの短3度と比べると、また音程が半音分狭くなった、と言えますね。
このように「短」がつく音程より半音音程が狭まると、いよいよ「減」の登場です。
つまりこの問題の答えは、減3度、となります。
つまり法則はこれ!!!
どうでしょう?
「長」と「短」の時に使う「増」と「減」のルール、わかってきたでしょうか?
今のとこ多くの人の答えが、こんな答えだと思います。
「なんとなく。。。」
そうですよね。。笑
そこで、この「なんとなく」が解消する「増」と「減」の法則を紹介します。
要するに、この法則通りに使われるのです。
♭(音程が狭い) | 半音 | 半音 | 半音 | ♯(音程が広い) | ||
減 | ←(下がる) (上がる)→ | 短 | ←(下がる) (上がる)→ | 長 | ←(下がる) (上がる)→ | 増 |
このように。
半音音程が変わるごとに、このルールにしたがって「減」「短」「長」「増」が移動していくわけです!
なので例えば、短3度から半音広がった場合は、「増3度」とはならず、「長3度」になるってことです♫
これで結構スッキリしたのではないでしょうか!
まとめ
以上が、「増」と「減」の使い方の解説になります。
本日の内容を簡単にまとめると、以下のようになります。
こんな感じですね。
今週の宿題は、今回解説した「増」と「減」の使い方を理解してもらうことを宿題にします。
これで音程と度数についての解説はおしまいです。
お疲れ様でした♫
次回からは、スケールについてのお話をしていきます。
お楽しみに!!
おわりに
以上が、本日のブログの内容になります。
いかがだったでしょうか。
少しでもあなたのギター練習の力になれたら嬉しいです♫
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