0から学ぶ音楽理論講座(初級編)#4:音程と度数の考え方(「長」と「短」)

0からわかる音楽理論講座(初級編)

こんにちは、ヒコロータです。

本日は、0から学ぶ音楽理論講座の第4弾として、度数の「長」と「短」の使い方について解説していきます

知識ゼロからでもわかるように詳しく解説していくので、ぜひこのブログで音楽理論を一緒に勉強していきましょう♪

なお今回の内容は、「0から学ぶ音楽理論講座(初級編)#2:音程と度数の考え方(基礎編)」を読んでいることを前提に話を進めていきます
まだ、「音程と度数の考え方(基礎編)」読んでいない方は、以下のリングから記事を読んでから、この記事に戻ってきた方がわかりやすいので、ぜひ読んでみてください♪

それでは本日も、最後までよろしくお願いいたします。

今日も頑張るにゃん!
Topic

0から学ぶ音楽理論講座(初級編)#4:音程と度数の考え方(「長」と「短」)

本題に入る前に、僕の経歴について簡単に紹介させていただきます。

ヒコロータの自己紹介
  • 現在、ギター歴5年目
  • 得意ジャンルは弾き語り
  • 大学時代に70人ほど所属しているギター弾き語りサークルの代表を経験
  • 大学卒業後は、オープンマイクや路上ライブで弾き語りを行う
  • 最近、YouTubeにて弾き語り動画を発信中
  • 完全独学でギターを学ぶ

最近投稿したYoutubeの動画には、次のような動画があります。

チャンネル登録お願いいたします。

それでは早速、今日の本題に入っていきます。

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前回までのおさらい

まず軽く前回までのおさらいをしておきたいとおもいます。
今までにこんなことをやってきましたね。

前回までのおさらい
  • 音程=音と音がどれくらい離れているかを表すもの。
  • 度数=音程を表すときに使う単位。
  • 2つの音を比べるときに、基準となる音のことを「Root音」と呼ぶ。
  • 度数を数えるときは、Root音を1度と考えて、音名がRoot音から1つ変わるごとに1度ずつ上がっていく。
    EX)CをRoot音とした時の、Eの音までの音程は「3度」となる

こんな感じですね。

ただここで一つ問題発生です

例えば。。
CをRoot音にした時、Dまでの音程は「2度」です。
EをRoot音にした時、Fまでの音程も「2度」です。

でもCとDの間は全音の間隔が空いており、EとFの間には半音の間隔しか空いておりません。
これを両方同じように「2度」と表現していいのか、って問題です

こんな時は、もっと細かく度数を区別していく必要があるんでしたね。

そんなときは、度数の頭に文字をつけて区別していくって話を前回話しました。
使う言葉は、以下の5つでしたね。

度数を表すために使う言葉。
  • 長(ちょう)
  • 短(たん)
  • 完全
  • 増(ぞう)
  • 減(げん)

この中で「完全」の使い方については、前回解説しました。
まだ読んでいない方は、ぜひ以下のリンクから読んでみてください

今回はこの中から、「長」と「短」の使い方について解説していきます

そうだそうだ!思い出してきた!!
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「長」と「短」を使うタイミング

では早速、どんな時に「長」や「短」を使うのか、詳しく解説していきます。

まず「完全」の使い方の時と同じように、「長」と「短」も使われる度数が決まっているんです
「長」と「短」は、2度、3度、6度、7度の時しか使われません
(なので長4度とか、短5度なんてのは、絶対ないわけですね。)

ではそれぞれの度数で、どのようなタイミングで「長」や「短」が使われるのかを詳しく解説していきます♪

2度の「長」と「短」

まず2度の「長」と「短」について解説していきます

2度の場合は次のようにルールがあります。

2度の「長」と「短」のルール

・2つの音の音程が全音の間隔(半音3つ分)の時は、(間隔が)長い2度なので、長2度、という。
 EX)CとD、GとA、G#とA#。。等

・2つの音の音程が半音の間隔(半音2つ分)の時は、(間隔が)短い2度なので、短2度、という。
 EX)EとF、BとC、D#とE。。等

ピアノの図で見ていきましょう。

この図の赤丸(C(Root)とD、G(Root)とA)の音程は、2つの音の間に黒鍵があるので全音間隔になります
したがって、赤丸の音程はどちらも、2度、になります。

一方、青丸(E(Root)とF、B(Root)とC )の音程は、2つの音の間に黒鍵がないので半音間隔ですね
したがって、青丸の音程はどちらも、2度、となります。

では次は、3度見ていきましょう!

3度の「長」と「短」

ここからは、3度の「長」と「短」についての解説です。

3度の場合のルールは、以下のとおりです。

3度の「長」と「短」のルール

・2つの音の音程が全て全音の間隔(半音5つ分)の時は、長3度、という。
 EX)CとE、GとB、F#とA#。。等

・2つの音の音程が、「全音1つと半音1つ」の間隔(半音4つ分)の時は、短3度、という。
 EX)EとG、BとD、C#とE。。等

これもピアノの図で、説明していきますね。

まず上の図をみてください。
赤丸の音程(C(Root)とE、G(Root)とB)はどちらも、全音だけの間隔になっています
したがって、赤マルの音程は全て、3度、となります。

次にこの図をみてください。

青丸の音程(E(Root)とG、B(Root)とD)はどちらも、1つ半音が混ざった3度になっていますね
したがって、青マルの音程は全て、3度、となります。

ちょっと休憩。。。

6度の「長」と「短」

どんどんいきます。
今度は、6度の「長」と「短」についての解説です。

6度の場合は、次のようにルールがあります。

6度の「長」と「短」のルール

・2つの音の音程が「全音4つと半音1つ」の間隔(半音10こ分)の時は、長6度、という。
 EX)CとA、FとD、GとE。。等

・2つの音の音程が「全音3つと半音2つ」(半音9つ分)の時は、短3度、という。
 EX)EとC、AとF、F#とD。。等

では鍵盤の図で見ていきます。

この図の赤丸(C(Root)とA)とピンク丸(F(Root)とD)を見てください。

この2つの音程は、どちらも(全音つと半音1つ)の間隔になっていますね
なのでこれらの音程は、6度、ということになります。

次にこの図の、青丸(E(Root)とC)と水色丸(A(Root)とF)を見てください。

これらの音程は全て、(全音つと半音2つ)の間隔になっていますね
なのでこれらの音程のことを、6度、と言います。

7度の「長」と「短」

さあ最後です。
7度の「長」と「短」について解説していきます。

7度の場合は、このようなルールになっています。

7度の「長」と「短」のルール

・2つの音の音程が「全音5つと半音1つ」の間隔(半音12こ分)の時は、長7度、という。
 EX)CとB、FとE、G♭とF。。等

・2つの音の音程が「全音4つと半音2つ」の間隔(半音11こ分)の時は、短7度、という。
 EX)DとC、GとF、AとG。。等

こちらも鍵盤で確認していきます。

まずは上の図をみてください。
赤丸(C(Root)とB)、ピンク丸(F(Root)とE)の音程は、どちらも「全音つと半音1つ」の間隔ですね
したがって、これらの音程は、7度ということになります。

次に上の図をみてください。
青丸(E(Root)とD)、水色丸(A(Root)とG)の音程は、どちらも「全音つと半音2つ」の間隔ですね
したがって、これらの音程は、7度ということになります。

以上が、「長」と「短」が出てくる度数のルールになります!
お疲れ様でした!

お疲れさん!!

本日のまとめ

さて、まとめに入っていきますね。

「長」「短」がつくルールを解説していきましたが、以下のように半音間隔で覚えるとわかりやすいかもしれません。

「長」と「短」が付くルール
  • 「長」と「短」は、2度、3度、6度、7度でしか使われない。
  • 2度の場合。
    半音で数えて、(3つ分)の音程である→長2度
    半音で数えて、(2つ分)の音程である→短2度
  • 3度の場合。
    半音で数えて、(5つ分)の音程である→長3度
    半音で数えて、(4つ分)の音程である→短2度
  • 6度の場合。
    半音で数えて、(10こ分)の音程である→長6度
    半音で数えて、(9こ分)の音程である→短6度
  • 7度の場合。
    半音で数えて、(12こ分)の音程である→長7度
    半音で数えて、(11こ分)の音程である→短7度


今回は、このルールを次回の音楽理論講座までに覚えてくることを宿題にします!
たくさんあるけど、ブログにのせた鍵盤も参考にしながら頑張って覚えてみてください♫

次回は、「増」と「減」について解説していきます。
お楽しみに!!

来週も待ってるぞい!

おわりに

以上が、本日のブログの内容になります。
いかがだったでしょうか。

少しでもあなたのギター練習の力になれたら嬉しいです♫

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それでは!

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