こんにちは、ヒコロータです。
本日は、初心者でもわかる音楽理論講座#3として、音程と度数(「完全」の考え方)について、解説していきます。
先日やった度数の考え方を1歩深めて勉強していきます。
まだ先日の音楽理論講座#2、「音程と度数(基礎編)」をまだ読んでいない方は、ぜひこちらから読んでみてください!
今日もわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までご愛読よろしくお願いいたします!
それでは、本日もよろしくお願いいたします。
本題に入る前に、僕の経歴について簡単に紹介させていただきます。
最近投稿したYoutubeの動画には、次のような動画があります。
それでは早速、本日の本題に入っていきたいと思います。
前回までの復習
初めに、前回の復習をチョロっとやっておきます。
繰り返しになりますが、まだ前回の音楽理論講座のブログを読んでいない方は、ぜひ読んでから今日のブログをお楽しみください♫
簡単におさらいをしておくと、こんなことをブログで書きました。
1問だけ問題を解いて一緒におさらいしてみましょう。
問題1:EがRoot音の時、Bまでの音程は何度か?
度数を考えるときは、Root音自身から1度と数えて、音名が変わるにつれて1度ずつ上がるんでしたね。
EからBまでは、(E F G A B) と5つの音名がありますね。
つまりEからBまでの度数は、5度となります。
思い出してきましたか?
ではここから今日の本題に入っていきます!
2つの2度
ところで、このように音程の度数で見ていくと、こんな疑問は生まれませんか?
ん?ちょっと待って。。
Cを Root音とした時、Dの音までの度数は2度だろ。
Eを Root音とした時、Fの音までの度数も2度だよね。。
CとDの間は全音間隔だけど、EとFの間は半音間隔だぞ。。
これって両方、2度って言っていいのか???
つまりこういうことです。
赤丸(CとD)の間には、黒鍵が入っていて、半音2つ分離れていることになります。
対して、青丸(EとF)の間には、黒鍵がないため、半音1つ分離れていることになります。
ただ度数で見た時これは、どちらも2度、になりますよね。。
果たしてこれでいいのか。。という問題です。
答えを言うと、大きく見ればどちらも2度で正解、厳密にいうと不正解、となります。
例えば、ショートケーキでもガトーショコラでもモンブランでも、全部ケーキですよね。
だからショートケーキのことをケーキと呼んでも間違いではないし、ガトーショコラのことをケーキと呼んでも間違いではありません。
でも、「ショートケーキを下さい!」と注文したのに、同じケーキだからといってモンブランを出されてしまっては困りますよね。
この度数の見方も同じようなものなんです。
なのでここからは、度数のもっと細かい表し方を解説していきます!
あ。
ちなみにさっきの2つの2度の問題ですが、答えを書いておくと。
赤丸(CとD)の音程の度数を、長い2度、と書いて、長(ちょう)2度といいます。
青丸(EとF)の音程の度数は、短い2度、と書いて、短(たん)2度といいます。
この辺も後々勉強していくので、お楽しみに!!
色々な度数の表し方
度数を詳細に表していくためには、度数の前に文字をつけて表していきます。
使われるのは、次の5つの言葉です。
これらの文字を度数の前につけることで、細かく度数を表すことができます。
例)長2度、短3度、完全5度、増4度、減7度。。。etc
ここからの音程と度数の講座では、これらの文字の使い方について勉強していきましょう!
今回のブログでは、この中の「完全」の使い方について解説していきます。
「完全」度数の使い方
まず前提ルールなのですが。
頭に完全がつく度数は、1度、4度、5度、8度に限られているんです。
それ以外の度数の頭に、「完全」がつくことはありません。
ではここから、どんなタイミングでそれぞれの度数に「完全」がつくのか、詳しく見ていきます。
完全1度
まず完全1度についてです。
これは、2つの音の音程が音名も高さも全く一緒の場合、完全1度と呼びます。
例えば、同じ音程のCとC、GとG、A#とA#などの音程は、完全1度、となります。
ここで注意です。
例えば、A#とB♭は同じ音ですよね。
鍵盤でいうと、どちらもこの赤く囲っている鍵盤になります。
ただこの2つの音程を度数で見る時、これは完全1度とはならないんです。
A#とB♭の音程を見る場合、度数は音名で2つの音の隔たりを見ていくので、度数は2度の分類になってしまうんです。
(厳密に書くと、この2つの音程は減2度になります。まだ分からなくてOKです。)
とりあえず、このように音名が違う場合は、同じ音であっても完全1度にはならない、ってことだけ覚えておいてください!
では次は、4度と5度は一度飛ばして、完全8度を見ていきましょう!
完全8度
まず、音程で8度違う音のことを、オクターブ、といいましたね。
例えば、GをRoot音にした場合、8度上の音は1つ上の高いGの音になります。
このようにオクターブ上の同じ音の音程のことを、完全8度、といいます。
例えば、オクターブ違いのCとC、GとG、A#とA#などの音程が完全8度ですね。
もちろん、どちらか一方だけに、#や♭がつくと完全8度とは呼ばないので注意です。
次は、完全4度を見ていきましょう♫
さあさあ、続いては完全4度です。
4度に「完全」がつくのは、4度の間隔が(全音2つ+半音1つ)分の音程である場合です。
半音で表した時に6音分の間隔になりますね。
一緒に一例を確認していきましょう。
例えば、CをRoot音にした時のFまでの音程を度数で見ていきます。
鍵盤で見るとわかりやすいですね。
EとFの間は半音間隔、CとD、DとEは全音間隔になっています。
したがって、この音程は全音2つと半音1つの間隔となっているため、完全4度、と呼べるわけです♫
他にも例を挙げると。。
GをRoot音にした時の、上のCまでの音程。(BとCの間が半音間隔。)
DをRoot音にした時の、上のGまでの音程。(EとFの間が半音間隔。)
こんなのも、全音2つと半音1つの感覚なので、完全4度になります。
さあ、最後に完全5度を見ていきましょう!
完全5度
最後に、完全5度についてです。
さっきやった完全4度の法則とちょっと似てます。
5度に「完全」がつくのは、5度の音程が(全音3つ+半音1つ)分である場合です。
半音で言うと8音分の間隔になりますね。
一緒に一例を見て確認していきましょう。
例えば、CをRoot音にした時のGまでの音程を度数で見ていきます。
EとFは半音間隔、それ以外は全音間隔になっていますね。
したがって、全音3つと半音1つの間隔の音程なので、これは完全5度となります。
他にも例を挙げると。。
FをRoot音にした時の、上のCまでの音程。(BとCの間が半音間隔。)
DをRoot音にした時の、上のAまでの音程。(EとFの間が半音間隔。)
こんなのも、半音1つ全音3つの音程となるので、完全5度になります♫
今日はここまで!
以上が、完全音程の使い方のお話しになります。
今回は、どんな時に度数の頭に「完全」がつくのかを覚えてくれたらそれでOKです!
もう一度、「完全」がつく条件を1つずつおさらいしていきますね。
このルールを覚えることを来週までの宿題にします!
本日のところは、これでおしまいにします。
まとめ
以上が、「完全」を使った度数の考え方についての解説になります。
本日の内容を簡単にまとめると、次のようになります。
こんな感じですね。
次回の音楽理論講座は、「長」と「短」について解説していきます。
お楽しみに!!!
おわりに
以上が、本日のブログの内容になります。
いかがだったでしょうか。
少しでもあなたのギター練習の力になれたら嬉しいです♫
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